松本望太郎

メンバーが動いてくれない時ってありますよね。ああ、なんで動いてくれないのかな、わかってくれないのかな、とモヤモヤしたりします。このパターンが散見されると美容室経営は滞ってしまいますよね。

今日はそれを払しょくするための方法をお伝えします。それは「何のために」の浸透です。

人が動かない理由はコレ

メンバーや仲間が動いてくれないとき、「何で動いてくれないのかな?どうして?」と聞くと、かなり多くのパターンでこういう答えが返ってきます。

「何のためにやるのか、意味が分からないんです」

私もコンサルタントとしてお店と関わっていてしばしばぶつかってしまう壁です。

例えば、「お客様からアンケートを取ろうよ」とか、「お客様の喜びの声を書いてもらえるように働きかけよう」とみんなで決めたとします。みんなで決めたとしても、行動できないメンバーがいたりします。

そういう子に「どうして」と聞くと、結局何の為にやるのか落とし込まれていないんです。

心の納得感がすごく重要で、納得感がないと動けないという人は多いのです。

納得感がなくてもまず動くというマインドセットをするのが1番いいのですが、そうではない場合もありますので、納得感をつくっていくというのは非常に重要です。

行動に納得感をもってもらう方法

それでは、どうやったら納得感を持ってもらえるのか。言葉を変えると、1つ1つの行動に対して何の為にやるのかということを浸透させたいわけです。。その時に浸透させる、伝えるポイントがあるんです。そのポイントを押さえましょう。

そのポイントは、実はたった1つです。

何十通りにも多面的に伝えること!



例えば、「お客様の喜びの声を取ろうよ。この1か月、そこを頑張って集中してやっていくよ」と決めたとします。その次に、何の為にそれをやるのかということを何十通りにも伝えるんです。例えば、


「お客様の喜びの声を取ったら、やっぱりもらった時に自分たちのモチベーションが上がるよね!」


「お客様の喜びの声をお客様が書くという行動そのものが大事だよね。そうすると、この店いい店だなって、ここのスタッフさんいいスタッフさんだなっていう風に、お客様が再認識するよね!」


「ホームページとかチラシとかに掲載したら集客効果にもなるよね。だからやるんだよ」


といった具合です。

喜びの声を集めようというアクション1つとってみても、何十通りもその理由があるんです。それを多面的にいろんな角度から伝えていくんです。これを怠ってはいけません。

1つのパターンだけ言っていても響かない人には響きません。

色々なパターンで言っていくと、やっぱり物事ははっきりしてくる。ずっと言われていると、どこかで「ああ、そういう事のためにやるのか」と腹に落ちてきます。

その腹に落ちて納得感が出た時に、人は本当の意味で馬力を持って動いてくれます。

最後に

目標の浸透させ方も同じですが、口酸っぱく、何回も何十通りにも伝えることが、遠回りのようでやはり近道です。

言って見れば、当たり前のことなのですが、それを実践しているリーダーとなるととたんにほとんどいません。このような地道なところにスポットライトをぜひあててくださいね。


松本望太郎

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