松本望太郎

組織を動かすために必要なこと。目標や何のためにやるのか、そういうことも大事。けど、具体的になにをやるのか、があいまいではこれは、前に進むことはできませんね。

経営における地図とコンパス

旅に出る時、地図とコンパスが必要ですよね。

目的地を決めて、そこにに行くためにそこまでの地図を用意し、そして現在地を指し示してくれるコンパスを手にして。そういったものをやっぱり必要です。

組織においても、目標を追いかけてそこに向かっていく時は地図とコンパスが必要です。

それが成功ストーリー

だから目標までの成功ストーリー、どういう流れでいくのかをあなたが頭の中で描いて言葉にする。それをメンバーに明確に伝えていかなければなりません。

成功ストーリーを描くための3つのポイント

それでは、3つのポイントがあるのでそれをお伝えしたいと思います。

ゴールまでの達成プロセスの明確化

まず目標があります。
そして、そのゴールまでどうやっていくのか達成の流れを明確にしていきます。

たとえば、美容室の売り上げを1.2倍にしようと目標を決めたとします。それを実現する流れを言葉にするのです。


ファーストステップは、お客様にめちゃくちゃ喜んでもらうっていうところをやっていこう。

その次は、お客様にハガキをいっぱい出して来店周期を縮めていこう。だから、二ヶ月目はお客様にハガキを一生懸命書くよ。

三ヶ月目はさらに紹介で新規のお客様をバンと増やそう。だから紹介とっていくよ。


このように目標にたどり着くまでのプロセスを描いて、それでいくぞ!というような形で流れを示してあげる。

これがまず最初大事です。

具体的アクションの明確化

そして、達成プロセスのさらに細かいところで、
具体的なアクションも明確化していかなければいけません。

先ほどの例でいうと、お客様に喜んでもらうことをやるには具体的にどうするのか。

たとえば、来店した時にお客様のところに駆け寄ること。
お見送りの時に店の外まで出て、きちっとお辞儀をしてお見送りをしていこう。

などを具体的に決めるわけです。

ほかにも、
お客様にハガキを出すっていうことは何枚出すか決めよう。
月間でみんなで500枚手書きで出そうよ。
手書きで500枚出すためには最初の1週間で宛名面全員で書いちゃおう。その次の2週間で500枚を分担して書こうねとか。

このようにに具体的なアクションに落とし込んでいって、今日やることとか今週やることっていう部分までやっていきます。そうすると当然動きやすくなりますね。

達成レベルの法則を押さえる

達成レベルというものがかなり重要です。頑張っていけるちょうどいいレベルっていうのがあるわけですね。

あまりにかけ離れたレベルの目標ですとなかなか組織は頑張ることができないですし、逆に流してもできることはそもそも目標ではないわけです。

120%くらい努力した時にいきそうなレベルの目標をしっかり描いていきましょう。

最後に

目標までの明快な成功ストーリーを描いて明確に伝えるということで、達成プロセスを明確にして、アクションを明確にして、達成レベルというものもここで再確認をする、この3つを抑えて、それをちゃんと伝えていきます。

ここが曖昧になってくると結局何をやっていいのかが分からなくなります。そうなると、人はなかなかそういう時にスピードをもって行動できません。

何をやるのか分からなくても考えてバンバンやってくれる、そういうメンバーばかり揃っていれば一番いいのですが、なかなかそうとも限らないので、ここはリーダーが明確にしてあげることが非常に重要になります。


松本望太郎

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