一人美容室、個人美容室、飲食店の売り上げを考えたときに、リピート率を向上させることです。
そして、お客様おひとりおひとりの来店回数をいかに増やしていくか。

そのための方法として「手書きハガキ」作戦を以前お伝えました。
⇒美容室経営の鍵!リピート集客に効果絶大DMハガキの書き方(内容とデザイン)

また、これは100%やっておいたほうがいいアイディアは、
3回来店クーポン(ポイント)カード
です。これは必須。

ただやり方があります。
こちらについては下記の記事で詳しく書いています。
⇒即効集客アイディア!3回来店クーポンで美容室リピート率UP

今日はさらに別の作戦を!

お客様と一緒に盛り上がることを考えると集客アイディアはグッと良くなる

一人美容室、個人美容室、飲食店は、お客様との距離が近いことが大きな強みです。

ここは絶対にチェーン店や大型店には負けないところです。

だからそこ、十分に活かしていきましょう。

人形探しをイベントに

小阪裕司氏の「招客招福の法則」(日本経済新聞社)という本に面白い事例がありました。

私の知るあるサービス業者から、ほほ笑ましく学びのある報告が届いたのでご紹介しよう。

この店では8月に店内の人形捜しのイベントを行う。

それを3年続けていたら、毎年売上高が増えていたというものだ。

彼は最初の年、小さなあるキャラクター人形を店内の観葉植物の木に飾っていた。

そのままでは単なる飾りに過ぎない。

ところがその木を見て少なからぬお客さんが「あっ、こんなところに人形がある」と見つけては喜んだ。

それを見ていた店上は「これを人形捜しのイベントにしつらえれば多くのお客さんが楽しんでくれて、再来につながるのでは」と考えた。

そして2年目にはもっとたくさんの人形を入手し、店内のいたるところに置き、イベントとして告知した。

すると意外なほど多くのお客さんが参加し、楽しんでくれた。

3年日になると、店頭で事前告知するだけで、多くのお客さんが

「もうそんな季節?」「これ、楽しみにしてるのよ」と言ってくれるようになった。

またイベント期間中は前年以上に盛り上がった。

そうして気がつくと8月の売り上げはずっと伸びていたのである。

こういう事例、いいですよね。

お客様と一緒に楽しく、盛り上がるような企画やイベントをどんどんやりましょう。

88年会、県人会、ラーメンナイト・・・楽しいイベントでいっぱい

東京の池袋の魚串炙縁というお店は、イベント上手です。

池袋から徒歩10分くらい離れたところにあるので、立地的には集客が難しいところ。

だからこそ、イベントで集客する力がついたのでしょう。

上のイベントカレンダーでは、例えば18日のところは「88年会」とあります。

1988年生まれのお客様が集まって盛り上がろうという企画ですね。

知らないお客様同士でも同じ88年生まれなら、ご縁がつながって盛り上がりますよね。

その他にこのお店は「同県会」とかもやっています。

秋田出身のお客様ばかり店にいる、というイベントですね。

それぞれのイベントが楽しく、そして人のご縁がつながるように工夫させています。

このお客様のつながりを作ってあげることはポイントですね。

常連の輪が育ってくると、一人美容室、個人美容室、飲食店の売り上げはとても安定してきます。

キャンドルナイトで平和を祈る

私のBarでは、2013年、14年、15年の8月中旬、キャンドルナイトをやりました。

現店主の千明のアイディアです。

キャンドルをみながら、平和を願うイベントですね。

お客様がとても優しい気持ちになり、なごやかにつながり、とてもいいイベントでした。

地元の新聞も取材にきてくれました。

9回来店したら、おもしろメリットが待っている!

お客様が足しげく通いたくなる企画も考えていきましょう。

私のお店で2013年、14年にやっていたこと。

来店されて4000円以上、ご飲食されると、1ポイントゲット。

普通なら、ポイントカードにスタンプを押したりしますが、ここは楽しいアイディアでやりたい。

ということで、雑貨屋で鉄のアルファベットの文字を買ってきて、それを1文字ずつ壁に打ち付けることにしました。

私のお店は「Principle(プリンシパル)」という名前です。

最初に4000円クリアしたら、最初の1ポイントゲット。

というわけで「P」の文字を打ちます。

2回目の来店で4000円クリアしたら、2文字目の「r」を打刻。

というように、だんだんと「Principle」が完成する形ですね。

そして、9文字完成したら、つまり4000円以上のご飲食が9回に到達したら、

一日店長の権利

をプレゼントしました。

一日店長に任命されたお客様のハレの日をつくったのです。

日程を決めて、その日のコンセプトを一緒に決めて、フードやドリンクも特別に決めて。

そして実際に店長として働いてもらいます。

ハレの日、ハレの場ですから、一日店長が友人も誘ってくれるので、大変、にぎわいます。

みんなにとって楽しく、売り上げにもつながるアイディアになりました。

 

最後に

一人美容室、個人美容室、飲食店の売り上げというのは、お客様といかに一緒に楽しむか、です。

巻き込んで、一緒に盛り上がっていく。

そのための企画、アイディアの引き出しをたくさんもっている人は強いです。

商売人として、アイディアの引き出しをどんどん増やしていきましょう。


松本望太郎

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