松本望太郎

あなたのコアメッセージが決まり、それを発信していって自分ブランドを作っていく時に、世界観というものを意識しながら発信していってほしいんですね。

この世界観の濃さで相手に伝わるモノが変わってきます。売れるスタイリストさんになったり、美容室の集客の濃さに関わりますので、しっかり押さえましょう。



発信する全てに世界観を反映させること

村尾隆介さんというお店のブランドを作るコンサルティングやセミナーをやっている人がいます。その人のセミナーで話を聞いていた時になるほどなと思うことがありました。

彼が沖縄で講演会をやった時にのこと。元々ロックテイストが好きな人ということがありまして、ロックテイストな講演会をやることにしたそうです。

そこで、自分の家にある椅子をわざわざ沖縄まで輸送してその椅子を使うのです。

さらに、主催者に水じゃなくてウーロン茶を用意しておいてくれとお願いして、ジャックダニエルの空瓶とロックグラスを持参。それを演台に置いて、中は当然ウーロン茶ですが、まるでバーボンを飲みながら話しているように講演会をやったそうです。

その話を聞いた時に、わあ、かっこいいなと思いました。

例えば村尾さんのように講演会1つとってみても、

自分の出したい世界観を忠実に出していく、反映させていく
ことがとても大切です。つまり、

あなたが自分ブランドを発信するのであれば、

ブログ、メルマガ、店の内装、POPだろうが、

あなたの自分ブランドのコアメッセージに関係する世界観を全てに反映させるのです。

世界観がしっかりしていると、人を惹きつける

この写真は静岡の浜松にあるぬくもりの森という雑貨屋さんの写真です。

僕のお店の内装を手掛けられている佐々木茂良さんという尊敬する大好きなデザイナーさんがいるんですが、自分の建築デザインのショールーム的にぬくもりの森という施設を作り、レストランや雑貨屋さんがあるんです。

そこでは佐々木さんが作りたい建築物の世界観すべてを表現してます。
いわゆるジブリみたいな世界なんですけど。

すごい濃厚・濃密な世界観で、この施設に訪れる人が山ほどいます。

そして、その佐々木さんに建築をお願いする人が日本中から集まってくるんですよ。うちもああいう家を建てたい、ああいうお店を作りたい。

だから、
世界観をはっきりさせてそれを発信していくと、人はその世界観に惹きつけられていきます。

あなたというブランドの世界観にお客様が惹きつけられる、つまり集客につながります。ですので、世界観をしっかりと考えてもらいたいなと思っています。

世界観を形にする3つのポイント

キャラ設定とあなたの使うコトバ

世界観をカタチ形にするということですが、まず自分のキャラ設定とあなたの使うコトバを考えましょう。

例えば、メルマガやブログを書こうといった時に、あなたはどんなキャラで話していくのか、自分の世界観にあったキャラ設定をしてください。

例えば男性であれば、「私は」というのか「俺は」というのか、言葉の口調はどうなのか。そういったものすべてキャラ設定になるわけですね。つまり、あなたの世界観とそれがすべて一致していなければなりません。

キャラ設定をして、そのキャラに話をさせるようにすることを考えていってほしいなと思っています。

世界観はキャラ設定とそのキャラの話しコトバでまず表現していきます。

あるゆるもののデザイン

そして、デザイン面ですね。ブログのデザイン、チラシのデザイン、紹介カードのデザイン、名刺のデザイン、内装や外装や置き看板。

そういったものも自分のお店の世界観をきちんと表現していないとブランド発信力が弱まります。

例えば置き看板とか一生懸命、スタッフさんが書いたとしても、お店の雰囲気と全然違う感じで書いていたりするケースがあったりします。ブランド化を考えるとちょっともったいない。

お店の雰囲気、発信したいブランドイメージを絡めたデザインにしていかなければいけないので、そういう部分でデザインもこだわっていきましょう。

細部の魂は宿る!

そしてすごく大事なのが、

ラスト10%のツメに魂がこもるということ。

例えばチラシを作っていった時に、8、9割くらいできると、大体「できたな」と気が緩みやすい。そこで終わってしまっては世界観は表現されないのです。

ラスト10%の最後の部分に世界観がすごく出るんです。

最後まで濃密にがんばって作る。それがものすごく大事です。


私は昔、ハーレーダビッドソンジャパンという会社に勤めていました。チラシやパンフレット等のデザインのものがあると、デザイン会社さんがこんなデザインでどうですかと持ってくるわけです。

それを販売促進部のメンバーでA案とB案どっちがいいかとかそういうのをやっていきます。が、必ず社長が最終的に出てきてデザイン案にGOを出します。

そして、その社長が一番ラスト10%までこだわります。

例えばよく言われていたのが上下左右の余白。基本的には均等にしなさい、ずれてちゃだめだと。もしそれがずれているのであれば、ずれている理由がなければいけない。そこはいつもダメ出しをされるポイントだったんです。

他にも、文字の色とか、何でこれは青なんだ?、青の理由はあるのか?そういうことをどんどんつっこんできました。

普通だったら社長がやることじゃないと思います。担当者がやるようなこと。しかし社長がそこまで見てくる。ハーレーダビッドソンというメーカーは世界観をすごく大事にするので、最後までこだわっていたところにその世界観が表現されるということをその社長が思っていたということです。そしてそれは結果につながりました。


ブログの文章もそうですし、デザインするものもそうです。どんなものでも最後の10%に更に情熱をかけて濃密なものにしましょう。

最後に

この3つのポイントを押さえて情報発信をそれをやっていくとあなたの世界観が表現されていきます。

その世界観がさっきぬくもりの森でお話ししたように人を惹きつけていきます。

つまり集客をしていきます。

ぜひ自分の世界観というものを明確にしていただいて、そのキャラ設定を考えてもらって、
それを言葉やデザインで表現していって、ラスト10%まで濃密に表現していきましょう。


松本望太郎

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