松本望太郎

次回予約のときですとか、メニュー提案の時に使えるダブルバインド法。

提案通る確率が確実にあがりますので、ぜひおとしこんで、実践していただければなと思います。


次回予約が取れないやりとり

例えば次回予約の提案の時のシチュエーションを考えてみましょう。
結構、多くあるのがこんな感じなんですよね。

スタイリスト

「で、次回予約のご予約をいただけたらと思うのですが、どうでしょうか?」

と、スタイリストとかアシスタントとかが投げかける。で、お客さんが

男性客

「うーん。まぁ。ちょっと予定がわからないので、また連絡します。」

と曖昧に濁される。

スタイリスト

「わかりました。では、ご連絡お待ちしていますね。」

というふうにやっていく。

つまり、次回予約が取れない。

非常によくある失敗パターンです。

ダブルバインドを使ったやりとり

次回予約の提案の時の違うパターン。
ダブルバインドを使ったパターンをやってみましょう。

スタイリスト

「で、次回予約のご予約なんですが、○月○日と○月○日のどちらがいいでしょうか?」

と投げかける。二者選択の質問ですね。

男性客

「あー。それじゃぁ、○月○日でお願いします。」

とお客様がどちらかを選んで、

スタイリスト

「かしこまりました。ありがとうございます。」

と次回予約が取れる。

こんな簡単にうまくいくはずないだろう。と思うかもしれませんが、
基本はここにあるわけです。

これがダブルバインド。

どういうことかというと、

○月○日と○月○日のどちらがいいですか?と2択で選ばせること

です。

ダブルバインドの秘密

ダブルバインドというのは、ダブルは「2重」で、バインドは「拘束する」という意味。

2択を出すことによって、それ以外の答えを引き、言い出しづらくなるように、誘導するトークテクニックです。

そして、さらに考えられているなというのが、

YESの省略

です。

例えば、
次回予約のご予約どうですか?と聞くと、そこでYES・NOをもらう必要がでます。

そして、YESだったら、次に何日と何日、どっちがいいですか?
と、また日程調整でYESをもらわなければいけません。

これだと、
最低でも2回もらわないと、次回予約が取れないことになります。

ダブルバインドのトークの場合、

次回予約のご予約なんですが、何日と何日どっちがいいですか?

というふうに
YESを一個省略してますよね。

こちらのほうが確率的には上がってきます。

例えば、気に入っている彼女がいて、デートに誘おうかなと思っている。
実際にデートに誘うときに

「今度さ、デート行こうよ」で「わかった」とか言われるわけです。

「わかった。」と言われてから
「じゃあさ。ご飯食べに行く?それとも映画でも見に行く?」みたいな話をする。

そうすると断られるタイミング増えるので、ちょっと率が下がるわけですね。

逆に、「○○ちゃんさ、今度さデートしたいなって思ってるんだけど、映画と遊園地どっちがいい?」と聞く。
これはダブルバインドですね。

そうすると、最初のYESを省略して、2択を出しているので、
「じゃあ。私、遊園地行きたいわ。」
みたいな形になりやすいということです。

実際に使う時のポイントは仮予約

最期に

これを自然に使えるようになると、提案が通る確率が高くなります。
ぜひ使ってみてください。

シャンプーとか、トリートメントとかも「AのトリートメントとBのトリートメントどっちがいいですか?」みたいな感じで聞くと提案が通りやすくなります。

ただ、大前提として魔法の6質問を思い出してみてください。

悩みを聞いて理想があって、ギャップが出て、ギャップに対してやっていることを聞いて、解決策を提案してまとめる。

この6個の質問。この6質問の中の小さなYESを束ねる。
これがすごく大事なので、これができている上で、ダブルバインドをやると効果がすごく高くなります。

小さなYESを束ねられない。つまり理想と悩みのギャップに対して、解決を一緒にしていこうという流れになっていないのに、
ダブルバインドをやっても、効果が減ってしまいますので、ぜひ小さなYESを束ねる感覚をもっていただきたいと思います。


松本望太郎

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