今の社会の風潮として、24時間営業の店が減っていっていますね。

ファミリーレストランとか、どんどん24時間営業がなくなっていきます。

すかいらーくは、ファミレスを全国で約2500店舗展開。
このうち約400店が24時間営業、約600店が深夜2時以降までの営業でした。

このうち約750店舗について、2017年1月中旬から順次、深夜2時閉店、朝7時開店に移行するそうです。

「ロイヤルホスト」も24時間営業の廃止を決定しています。

私は、この流れに賛成です。

客数の確保、働いてくださる方の確保を考えると、生産性をあげて、時間は短縮。

この流れはとても自然なこと。

一人美容室や個人の飲食店だって同じです。

営業時間を長くする、営業日を多くする、というのを過度にやりすぎると、働いていて疲弊します。

しかし、

営業日を減らしたりするのは、とても怖い。
お客様が離れていきやしないか、と不安になるわけです。

だから、考えてみました。

営業日に関する失敗&成功

ランダムな休みでお客様にとって不便な店になってしまった

私のお店(bar)は、2013年にオープンして数ヶ月、営業日がランダムでした。

といいますのも、私の本業がコンサル、講師、講演のために、そのスケジュールが空いているときに、店をオープンしていたから。

ブルーのところが営業日なのですが、

見事にまちまち・・・

 

けど、これって、

お客様との最低限のお約束が守れてないってことで。。。

 

きっと、店まで来たお客様が、

「あれ、今日、休みじゃないか(怒)」

と顔をしかめてことがいっぱいあったと思うんです。

これではダメですね。

失敗事例として恥ずかしいのですが、記載しました。

 

営業日、営業時間が、ちゃんとしてる、安定している、ということは、

お客様とのお約束

です。

ものすごく当たり前のことですし、あなたのお店は普通にやっていることだと思いますが、

気まぐれ営業はせずに、きちんとお客様との約束を守り、安定した営業日にすることは大切です。

ちなみに、私の店では、今は、営業日が、毎週木曜日、金曜日、土曜日。

これで固定して3年くらいでしょうか。

お客様も木金土の店とちゃんと分かってくれてます。

休みを増やしても実は売上が変わらない

その上で、休みを増やしたらどうなるか?

私の知り合いの経営者のお話。京都で個性的なノートを販売するお店をやってます。

彼はこう言ってました。

「前は定休日なかったけど、お店の休みの日を作っても売り上げは変わりませんでした。

お客さんは怒りもせず、定休日を避けて来てくれるようになっただけでした。そんなもんなんですね!

世界は優しさと愛に満ちているのだと思いました」

まさに、その通り!

 

他の事例として、小阪裕司氏の「招客招福の法則」(日本経済新聞社)という本から引用します。

ある地方都市の中市車店は大きな変化があった。

営業時間と休業日を大幅に変えたことである。

もともと彼の店は年中無休、朝8時から夜8時までの営業だった。

それを日曜・祝日休み、朝5時から午後3時までの営業としたのだ。

(中略)

では午後3時閉店にしたのはどういうわけか。

彼が「自分の時間を作り出したかった」ことが理由だ。

いわく「遊びも含めて社会を見る時間が作りたかったのです」。

そのために年中無休をやめ、休日も設けることにした。

「いっそのこと、逆に休みを増やして営業時間を短くして、『自分に優しい』形態にすることで、

お客さまに対してより良いサービスを考えだしたり、原資を還元した-することが可能になるのではないか」

(中略)

彼は先日’趣味のバイクで顧客数名とツーリングを楽しんだそうだ。

彼の人生もより豊かになってきたが、お客様の人生にもさぞかし楽しみが増えてきたことだろう。

 

これは一気に思いきった事例ですが、可能性は十分にあるわけです。

お客様を大切にする経営をしていれば、営業日を減らしても、実はそれほど影響はありません。

 

当然、最初は混乱はあります。

また営業日を減らす3ヶ月くらい前からしっかりお客様に伝えて、予約調整とかは必要です。

それらのやることをやれば、大丈夫なんです。

そして、むしろ、サービスレベルは上がり、お客様にとっても嬉しいことに繋がります。

固定費をいかに下げるのか

ただし、条件はあります。

家賃を代表とする固定費が高いとなかなか休みを増やすことができません。

もしこれから独立とかして店をつくる場合は、独立開業の場合は、

  • 家賃が低いこと
  • 内装などに過度にこらないこと
  • ホームページなどにあきらかに多額のお金を使わないこと

このあたりは抑えていきたいです。

固定費(ランニングコスト)を抑えることでずっと経営は楽になります。

 

けど、独立開業のときなど、夢が膨らんでいるので、不必要に内外装などにお金を使ってしまうんですよね。

そこは気をつけましょう!

売上高でなく、利益に着目

売上高は大切なのですが、もっと大事なのは、利益、です。

1000万円の売上で利益がないのと、150万円の売上で利益が出ているのは、150万の方がよい結果です。

(注、1000万円の売上であれば、スタッフを数名雇っているでしょうから、雇用の創出という意味では利益がなくても意味があり、よい結果といえます)

とくに、一人美容室、個人美容室や飲食店では、利益重視で考えると、

いろいろと自由な経営ができるようになります。

 

出したい利益をしっかりと考えて、

それを実現するための集客や客単価の仕組みを整えます。

 

利益から逆算することで、

実は、休みの日を増やすことができる道が見えてきます。

 

あなたは、休みを多くしたら、どんな思い出を誰とつくりたいですか?

客単価をあげていく

そして大事なことは客単価。

とくに、一人美容室、個人美容室、個人飲食店は、客単価にこだわりましょう。

客単価が高いほうが、よいサービスを提供できます。

 

先日、ビルメンテナンス会社の社長さんと話をしていました。

施設の床を掃除したりワックスかけたりする会社さん。

ホームページでから問い合わせがあり、

その会社さんのニーズにしっかりとあった提案を、丁寧にしたそうです。

その真摯な姿勢、仕事のクオリティが問い合わせ先の企業さんの心をつかみ、

通常よりも、高い単価で受注したそうです。

しかも他の業者さんが、7割くらいの価格で相見積もりを出していたのにもかかわらず!

 

結果、高い単価なので、

その社長さんは、「5人はスタッフをいれることができる」と言ってました。

通常の単価だったら3人しないといけないところを5人いれられる。

つまり、より質の高い仕事をすることができる。

だから、もっとお客様に喜んでもらえる、ということ。

 

客単価が高いことにより、

実は、サービスレベルもあがり、

お客様にとってもお得なわけです。

 

そして、客数よりも質の仕事ができるので、

店としては、休みを減らす、という可能性が追求できます。

最後に

店の休みを増やすことは、当然、不安もありますが、

いろいろと丁寧に進めていけば、必ず実現できることだと思います。

そして、休みがあることで、ココロを充電することもできますし、

より生産性の高い仕事を意識し実行することもできます。

いきなりはできなくても、そこを目指して商売のスタイルを確立していきましょう!


松本望太郎

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